パーマン
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藤子不二雄連載) > 藤子・F・不二雄著作) > パーマン

藤子不二雄 > アニメ > パーマン
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バーマン」あるいは「ハーマン」とは異なります。

コンピュータゲームについては「パーマン (ゲーム)」をご覧ください。

パーマン
ジャンルギャグ漫画SF漫画ヒーロー
漫画
作者藤子不二雄
(1966年からの漫画は
藤本メインの合作。
1983年以降の漫画は
藤本が単独で執筆。
独立後の作者名義は
藤子・F・不二雄
出版社小学館

その他の出版社
虫プロ商事中央公論社汐文社ほか

掲載誌週刊少年サンデー
月刊コロコロコミック
小学四年生ほか
レーベルてんとう虫コミックスほか
発表号1966年12月号 - 1986年3月号
巻数TC:全7巻
FF:全12巻
文庫:全5巻
F全:全8巻
アニメ:パーマン(第1作)
監督鈴木伸一
脚本たむらたつおほか
音楽筒井広志
アニメーション制作Aプロダクション
スタジオ・ゼロ
製作東京ムービー
放送局TBS系列
放送期間1967年4月2日 - 1968年4月14日
話数全54回
アニメ:パーマン(第2作)
総監督笹川ひろし
監督原田益次
音楽たかしまあきひこ
アニメーション制作シンエイ動画
製作テレビ朝日・シンエイ動画
放送局テレビ朝日ほか
放送期間1983年4月4日 - 1985年7月2日
話数全526話+スペシャル2話

映画
映画:パーマン バードマンがやって来た!!
監督鈴木伸一
脚本藤子不二雄
音楽たかしまあきひこ
制作スタジオゼロ
製作シンエイ動画、小学館、テレビ朝日
配給東宝
封切日1983年3月12日
上映時間25分
映画:Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン
監督渡辺歩
脚本渡辺歩
音楽若草恵
制作シンエイ動画
製作シンエイ動画、小学館、テレビ朝日
配給東宝
封切日2003年3月8日
上映時間32分

テンプレート - ノート

『パーマン』は、藤子不二雄名義で執筆された日本漫画作品、テレビアニメ、作中で主人公達が変身するヒーローの名称である。

1966年連載開始の漫画作品は藤本弘安孫子素雄の合作(藤本メイン作。一部のキャラクターを安孫子が作画)。1983年連載開始の漫画作品は藤本が単独で執筆した。独立後は権利上の都合で藤子・F・不二雄の作品として扱われている。
作品概要

冴えない小学生・須羽ミツ夫がある日、宇宙人からもらったパーマンセット(マスク、マント、バッジ)を装着すると怪力や空を飛ぶ能力などを授かり、その力を生かして正義のヒーローになるという物語である。超人であるという秘密を持つ少年の葛藤、その矛盾に立ち向かう強さ、本当の正義とは何かを、独特の藤子ギャグで描く、藤子の代表作のひとつ。

1966年から2年間(以下、「旧作」)、1983年から3年間(以下、「新作」)の2度にわたり漫画が連載され、それぞれ同時にテレビアニメも作られた。2003、2004年にも劇場アニメ映画化された。

1966年の旧作は『オバケのQ太郎』後継作品として漫画連載とアニメ放送がセットで企画され、新作漫画の連載開始から5か月後にアニメ放送も開始された。1983年の新作はアニメ『忍者ハットリくん』(安孫子単独作)の放送枠移動に伴い、後番組アニメとして白羽の矢が立ったことにより、新作漫画の連載とアニメの放送がほぼ同時(1か月の差)に開始された。どちらも漫画連載とアニメ放送が連動して開始しているため、「人気漫画がアニメ化された」等の表現は厳密な意味では誤りになる。

旧作漫画ではギャグ作品を基本としつつ、水爆、国際軍事、エベレスト遭難等を扱ったシリアスタッチなエピソードも見られる。

新作漫画では、世界的陰謀にシリアスに立ち向かうエピソードよりも、パーマンの能力を生かしつつ各キャラクターに焦点を合わせたエピソードに重点が置かれた。

悪役は単なる泥棒から、特殊な攻撃でパーマンを倒す者までバリエーションに富んでいる。

藤本いわく、普通の小学生の男の子がマスクをかぶってパワーアップするという設定は、安孫子が執筆した漫画作品『わが名はXくん』や『マスクのXくん』が下地になっているという。また、パーマンのマスクのつばの跳ね返りは、幼児の上唇を模したものだという。このマスクの形状が子供達に幅広く受け入れられた要素だと、作者は分析している。

旧作はパーマン2号、スーパーマン、カバ夫、サブ、2号のママらの作画を安孫子が担当した合作(藤本がメインで執筆し、安孫子が一部のキャラクターのみ作画)[1][2]。藤本が藤子・F・不二雄として活動した期間(独立後から死去まで)にはパーマンの漫画作品は1話も執筆されておらず、この期間に限ればアニメも制作されていない。独立後は権利上の都合で「パーマンは藤子・F・不二雄作品」として扱われているが、歴史的な実情としては「パーマンは藤本がメインで執筆した藤子不二雄作品」である。

安孫子が執筆したエッセイなどのタイトルとしても使用されている(「パーマンの指定席」や「パーマンゴルフ」、「PARマンの情熱的な日々」など)。これらの作品では「パーマン」は安孫子を表すあだ名として用いられている(ゴルフ用語「パー」、安孫子が敬愛するゴルファー「アーノルド・パーマー」、パーマンの作者であること等をもじっている)。

忍者ハットリくんとパーマンが共演した映画の原作漫画を、安孫子が執筆している(映画の項目を参照)。

藤子不二雄率いる草野球のチーム名は『パーマンズ』だった。

3度にわたるアニメ化の機会に恵まれたにもかかわらず、原作漫画最終回の「ミツ夫がスーパー星(新作ではバード星)に旅立つ」内容が完結エピソードとして描かれたことがない。厳密にはその内容を翻案した回がアニメ第2作にあるが、後述のように原作漫画とは結末が異なる。

漫画「わが友「有名人」」(1969年)は、有名人にコピーロボットの鼻を押させて子供たちの前へコピーを連れて行くという話で、野球選手の「巨神軍の玉選手」(王貞治のパロディ)「ジャイアント加馬」(ジャイアント馬場のパロディ)などが登場する[3]
設定変更

パーマン5号の存在の有無や飛行速度の設定を始め、旧作と新作の間にはいくつもの設定の差異が存在する。また、同じ旧作・新作の間でも権利や倫理の変化が原因で、後年の単行本では設定が変更された例がある。

須羽ミツ夫にパーマンセットを渡した宇宙人は、旧作では「スーパーマン」と呼ばれていたが、スーパーマンの著作権・商標権に触れるため[4]、新作連載時に「バードマン」と改名された。パーマンの名は「半人前で『スー』がないスーパーマン」という意味あいでの命名であるが、この変更のためつながりが消えてしまっている(第2期TVアニメ主題歌『パーマンはそこにいる』では「『スー』がスーッと消えて『パーマン』さ」と歌われているほか、キャラクターソングなどの一部では「スー」の部分を歌いこんだものがある)。

また、パーマンであることが仲間以外に知られた場合は、旧作では秘密を守るため、「脳細胞破壊銃でパー(廃人)にされる」という設定だったが、新作では社会通念に配慮し「細胞変換銃で動物に変えられてしまう[5]」という設定に変更された。他にも、第1話でミツ夫がスーパーマン(バードマン)に対して言った「おじさんは精神病院から脱走してきたんだね」というセリフは、新版では「映画の宣伝も大変だね」または「おじさんはぼくをからかってるんだね」に変更されている。そして小学館の単行本の1995年以降の版では、それまで収録されていた人食い人種が登場する「怪獣さがし」と、毒矢を用いて人を発狂させる犯罪者が登場する「くるわせ屋」[6]の2本が削除された。

2003年に小学館から刊行された新装版単行本では、旧設定のセリフは新設定に変更された他、「クルクルパー」などの不穏当な表現もほとんど変更されており、一部内容理解に差し支える点も発生している。


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